multiAVCHDの使い方 BDMV作成 2回目
前回の1回目では、multiAVCHDの使い方としてインストール手順を説明しました。
今回の2回目では、multiAVCHDでBDMV形式のブルーレイ作成のやり方です
また、使用する、素材としては、ビデオカメラで風景を撮影した、10分程度の
AVCHD(mts)を使用しています
重要参考
■AVCHDをBDMV形式でブルーレイに焼くのと、
■AVCHDをAVCHD形式でDVDに焼くのと、
■AVCHDをDvd-Video形式でDVDに焼くのと、
これらの、3つのフォーマット構造の違いを理解しておく必要があります
よく初心者さんが、誤解しているので、DVDに焼くときは、注意が必要です
この記事で説明しているのは、元のmts(avchd)をBDMVのBlu-Rayに焼く方法です
無料で作成できるブルーレイの追加動画を掲載
multiAVCHDでオーサリングしたフォルダをImgBurnに書き込むやり方
multiAVCHDでImgBurnを使用してブルーレイ作成
■multiAVCHDの操作は、英語表示のまま、作業を進めていきます、
※multiAVCHDのインストール編でも述べていますが、バージョンによって、
日本語表記がパッチでできるものもありますが、そちらのバージョンの組み合わせは、
私のパソコン環境では、動作確認していませんので、自己責任でお願いします
●初心者さんで、英語表記は、苦手という方は、素直に日本語表示の有料ソフトを
使用するのが簡単で気持ち的にも楽だと思います
オーサリングソフト、DVD-videoとBDMV以外にもBDAVも作成できます
ライティングソフト DVD-videoとBDMVも作成でき、音楽CDコピーもできる、
> 公式サイトで Power2Go の詳細を確認
素材の準備編
準備として、デジタルカメラで撮影した、動画AVCHD(mts)をSDカードから、
素材をパソコンのハードディスクにコピーしておきます
これで、安心して作業できます。万が一、素材データが壊れても、
削除して、またSDカードからコピーすれば、安心です
下図画面が外付けハードディスクに、コピーした状態で、拡張子はmtsになります
このドライブは、普段は、バックアップ用途に使用してます
※補足注意 ファイルパスについて
この例では、「I:\SDHC\滝の口河川公園」になっていますが、
海外製ソフトを使う場合は、フォルダ名や名前に日本語を使用しないのが無難です
ソフトによっては、エラーで正常動作しない場合があります
、
★参考までに、
この外付け3TBHDDについては、過去記事で商品レビューを記事を掲載してます
BUFFALO製3TBのUSB3.0外付けハードディスクを購入してバックアップ
動画を読み込む
操作1
multiAVCHDを起動したら、左上のメニューから「Add video files」をクリックします
操作2
素材元の動画ファイルを選択する画面が開くので、先ほど確認した場所を開いて、
mtsファイルを選択して、下の「開く」をクリックします
Propertiesの設定
操作3
元のメイン画面にもどるので、白枠内に、動画が挿入されています。青背景
次に、重要なプロパティを設定していくので、「Properties」をクリックします、赤矢印
※もしくは、素材ファイルをクリックしても同じです、緑矢印
動画のプロパティ設定
操作4
動画のプロパティ設定が表示されますので、
ここはタイトルを変更します、赤枠
この例では、タイトルに「滝の口河川公園」と入力しました
操作5
次に、ポストフレームを設定しますので、シークバーを左右に移動して、赤枠
好きな画面を決めてから、右側にある、「Poster」ボタンをクリックです。緑枠
参考までに
★メニューに表示されるサムネイルのことをポストフレームと呼びます
チャプター設定
操作6
次に、チャプター設定です、シークバー(スライダー)を操作します
●チャプター設定は、シークバーを動かして、チャプターにしたい場面で止めて、
下側にある、「C+」をクリックします。青矢印
すると、右側の「チャプター欄」に、シーンの位置が表示されます。赤矢印
●挿入した、チャプターを削除する場合は、「C-」をクリックします。オレンジ矢印
■ここまで、設定できたら、右下にある、「OK」ボタンをクリックします。緑枠
これで、設定は保存されました
動画形式の設定
操作7
次に、メイン画面の「Transcode」をクリックします。赤矢印
Transcodeとは、映像形式の変換に関する設定のことです
操作8
映像形式の設定画面が表示されるので、「Resize」と「Change fps」を設定します。赤枠
●Resizeは、1980×1080か、720×480の選択が最良だとおもいます
元の素材が1980×1080ならいいのですが、元の素材の画質が低いと、
無理に1980×1080にすると、Blu-Rayで見れたものではありません
ここは、素材元の動画品質で判断したら良いとおもいます
●Change fpsは、29.970か59.940になりますが、通常は、分からない場合は、
基本的に、29.970を選択しとけば無難です
設定できたら、下の「Apply」をクリックします。黄色矢印
音声の設定
操作9
そのまま、メイン画面の中央にある、「Subtitles & Audio」をクリックします。緑枠
すると、音声Iの設定の画面が表示されます
●画面の青枠で囲った部分は、既定値で、チェックが入っています、青枠
(もし入って無い場合はチェックを入れます)
●その下の「TrueHD/DTS-MA/HRA to」と書かれた項目にチェックを入れます。赤枠
操作10
ここはとても、重要です
メイン画面の、「Media」をクリックします。赤枠
すると、画面左中央に、先ほど、入力したタイトル名が表示されています
そして、文字の背景が緑色になっています、黄色矢印
これが、超重要で、この緑は、正常を示します
●ここが、赤色の背景の場合は、異常で問題ありです、
その場合は、修正しないと正常なブルーレイディスクは作成できません。
その対処方法は、過去記事で詳細に解説しています、赤帯の場合は参考に修正してください
下記記事は、Windows8.1の記事での1回目の意味なので、今回と別です
動画をAVCHD形式でオーサリングしてTV画面でみるmultiAVCHD編第1回目
ブルーレイのメニュー設定
操作11
メニュー作成するためには、メイン画面の「Author」をクリックします。緑枠
表示された中から、「Create top menu」にチェックを入れます。赤枠
●ここの「Create top menu」チェックを入れると、その直下の3つのメニュー項目が、
選択できるようになります。青枠
●今回は、一番上の「XMB menu」を選択しています、
どのような形態になるかは、プレビュー画面で確認できます
※multiAVCHDでは、メニューは、ここの3つの形式しかありません。
※有料ソフトなら、自分でメニュー画面なども作成できます
フォント設定と文字入力
操作12
次に、メニュー画面において表示される、テキスト文字の色やフォントを変更します
メイン画面にある、「Menu」タブをクリックします。緑枠
すると、フォントの設定画面が表示されます
●Headlineの項目に、日本語で入力できます
●Font typeは、日本語フォントを選択します(プルダウンメニューから選択)
●Footerも、日本語で入力できます
※赤枠で囲った以上の項目部分を日本語で表示したい場合は、日本語です
次に、青枠で囲った項目も、クリックしてプルダウンメニューから選択してます
●Fontには、日本語フォントを選択します、この例では、「メイリオ」です
●フォントの色についても、クリックすれば、好きな色が選択できます。緑矢印
●下のFontも、「メイリオ」を選択しています
※基本的には、以上の設定で問題はありませんが、さらに細かく、テキスト文字を
挿入することもできます。今回は、簡単にするため省きます
プレビュー画面の表示
操作13
次に、現状の再生状態をプレビューで確認します
そのままの画面において、中央あたりに、Menu previewのボタンがあります。赤枠
ここの4つのボタンをクリックすれば、実際に再生するときの画面が見れます
ここでは、一番左の「Main menu」をクリックしてみます
操作14
「Main menu」をクリックしたら、下図のように、実際に再生される画面が表示されます
ここでは、水色文字を設定しているので、全体が水色文字になっています
●先ほど、Headlineに入力した「滝の口河川公園」が表示されています。黄矢印
●Footerに入力した、「今日からはじめるWindows10」が表示されています。黄矢印
このプレビュー画面を閉じるには、右下の「Close〕をクリックです。赤矢印
オーサリングの設定
操作15
ここまできたら、あとはオーサリング作業に進みます
●メイン画面の、一番左下にある、「Destination path」を確認します。赤枠
これは、オーサリングしたデータの保存場所になります。
規定値では、「c:\multiAVCHD/avchd」になっています。
場所を変更したい場合は、すぐ横にある、「・・・」点をクリックして、
任意の場所を選択してください。
●この例では、規定値のままで、進めます
操作16
メイン画面の、右側にある、大きな「Start」ボタンをクリックします。黄色矢印
操作17
オサーリングの画面が表示されますので、
一番左下にある、「Blu-Ray Disc」ボタンをクリックします・赤矢印
操作18
オーサリング作業が開始されますので、ここからは、終了するまで、まちます
この作業は、ブルーレイなので、変換サイズが大きいと、パソコン性能によっては、
それなりに時間は、かかりますので、気長にまつしかありません。
赤枠で進行状況がパーセントで表示されていきます
※補足
パソコンの環境や性能によっては、能力不足やハードディスクの空き容量不足によって、
うまくいかず、エラーになる場合があるかもしれません。
操作19
全ての作業が正常完了すると、「Finished」と表示されます。赤矢印
finishedは、完了しましたの意味です
この表示が出ていれば、正常にオーサリングは出力されています
操作20
最後に、エクスプローラを開いて、出力されているか確認します
保存場所をクリックして、中身を見ると、AVCHDフォルダの中に、
BDMVフォルダとCERTIFICATが正しく出力されているのが、確認できます
あとは、このフォルダをImgburnで焼くだけで、テレビで見れるブルーレイは完成です
このmultiAVCHDで出力したAVCHDフォルダを焼くやり方は、
このブログ内の過去記事で詳しく説明してますwindows10編
ImgBurnでブルーレイに書き込む方法multiAVCHD編