筆ぐるめで簡単!はじめての「年賀状じまい」作成
はじめに

こんにちは!パソコン教室の講師 兼 年賀状ソフト活用アドバイザーとしてです
今回は、人生の節目に行う「年賀状じまい」の年賀状作成について、
初心者の方にも分かりやすく解説します
「年賀状じまい」とは、年齢やライフスタイルの変化などを理由に、翌年からの年賀状のやり取りをご遠慮させていただくことをお知らせする挨拶状のことです
はじめての方でも、簡単に作る方法として年賀状作成ソフトの定番「筆ぐるめ」です
豊富なデザインや直感的な操作で、パソコンが苦手な方でも驚くほど簡単に見栄えの良い年賀状が作れます
この解説を最後まで読めば、あなたのスキルや好みに合わせて、3つの異なる方法で、心のこもった「年賀状じまい」を作成できるようになります
【年賀状じまい】筆ぐるめ33で作成!年代別(30代/50代/70代)文例とデザインの作り方を徹底解説
準備編:まずは文章とデザインの方針を決めよう
年賀状作りを始める前に、
一番大切な「伝える内容(文章)」と「見た目(デザイン)」の方針を固めておきます
心が伝わる「年賀状じまい」の文章を作成する4つのポイント
相手に失礼なく、気持ちがきちんと伝わる文章を作成するために、基本となる4つの構成要素を押さえておきましょう。
- 年始の挨拶
新年のお祝いの言葉を述べます - 年賀状じまいを行う理由
「高齢のため」「時代の変化に伴い」など、年賀状をやめる理由を簡潔に伝えます - お詫びや感謝の気持ち
一方的に年賀状をやめることへのお詫びと、これまでの感謝の気持ちを伝えます - 結びの言葉
相手の健康や幸せを願う言葉や、今後の変わらぬお付き合いをお願いする言葉で締めくくります
年代によって文章のニュアンスを変えることで、より気持ちが伝わりやすくなります以下記表を参考に、ご自身の状況に合った文章を考えてみてください。
| 年代 | 文章のポイント |
| 30代向け | LINEやSNSなど、他のコミュニケーション手段があることに触れつつ、簡潔で軽やかな挨拶にまとめるのがおすすめです。 |
| 50代以上向け | 30代向けよりも丁寧で、少し長めの文章で誠意を伝えます。ソースの文例では、複数段落で構成されています。 |
| 70代以上向け | 最大限の丁寧さと読みやすさを優先します。ソース動画では、読みやすいフォントを選び、日付などに漢数字を用いるといった配慮が示唆されています。 |
ワンポイントアドバイス:
インターネットの検索サイトで「年賀状じまい 文例」と検索すると、
たくさんの参考例が見つかります
自分に合った表現を探す際に、ぜひ活用してみてください
デザイン作成の3つの方法
このガイドでは、以下の3つの方法でデザインを作成する手順を解説します。
- 方法1:筆ぐるめ内蔵のデザインを使う (手軽に素早く作りたい方向け)
- 方法2:無料の画像素材を編集して使う (オリジナリティを出したい方向け)
- 方法3:無料のPDF素材を変換して使う (気に入ったデザインがPDF形式だった方向け)
それでは、早速一つ目の方法から具体的に見ていきましょう。
実践編①:筆ぐるめ内蔵のデザインで作成する (30代向け)
最も手軽な、筆ぐるめに最初から入っているデザインを活用する方法です
- 筆ぐるめを起動し、画面上部にある「裏」タブをクリックして、年賀の裏面(デザイン面)の編集画面を開きます。
- 画面左側のメニューから「年賀状」を選択し、レイアウトの「縦」または「横」を選びます。今回は「縦」で進めます
- 表示されたデザインの一覧から、好みのものをクリックして選択します
(注意点として、これが最後の年賀状になるため、それにふさわしい、落ち着いたデザインや感謝の伝わるデザインを選ぶのが良いでしょう) - デザインに含まれている「あけましておめでとうございます」などの
定型挨拶文は、テキストではなく画像です。そのため、
文章を編集することはできず、削除する必要があります
画像部分をクリックして選択し、
キーボードのDeleteキーを押して削除してください - 画面左上にある「文字」ボタンをクリックし、表示されたメニューから
「横書き追加」(または「縦書き追加」)を選択します
すると、画面上に新しい文字入力用の枠が表示されます。 - 表示された枠の中に、
あらかじめ準備しておいた30代向けの短い文章を貼り付けます - 左側の編集メニューを使い、フォントの種類(例:フジポップ)や、文字の配置(例:中央揃え)を調整します
- 文字の大きさは、入力枠の四隅にある白い点をドラッグして調整します
筆ぐるめには文字サイズを数字で直接指定する機能がないため、
この枠の大きさでフォントサイズが決まります
枠の大きさを変えると改行の位置も変わってしまうことがあるので、
サイズ調整後に文章の行間などを微調整すると、より綺麗に仕上がります - 必要に応じて、空いたスペースに別のイラストや写真を追加することも可能です
これで、内蔵デザインを使った年賀状じまいの完成です
次に、インターネットで見つけた画像を使って、
よりオリジナルなデザインを作成する方法です
実践編②:無料の画像素材を編集して作成する (50代以上向け)
インターネット上には素敵な無料素材がたくさんあります
その中から一枚の画像を選び、
好きな部分だけを切り取って(トリミングして)使う方法です
- 筆ぐるめで、何もない白紙の状態から始めます
- 画面左上の「写真」メニューをクリックし、使いたい画像が保存されている
フォルダ(例:マイピクチャ)を選択します。使いたい画像を、
編集画面までドラッグ&ドロップします - 画像の中から使いたい部分だけを切り出す「トリミング」機能を使います
「画像補正」画面は、以下のいずれかの方法で開くことができます- 画像の上で右クリックし、メニューから「画像補正」を選択する
- 画面左上の「ツール」メニューから「画像補正」を選択する
- 画像補正の専用画面が開いたら、「トリミング」を選択します
画像の周りに表示される黒い点をドラッグして、
切り出したい範囲(例:富士山の部分)を指定します - 範囲を指定したら、画面左上の「筆ぐるめに反映」ボタンをクリックし、
確認画面で「はい」を選択します
すると、切り抜かれた画像だけがハガキ上に表示されます - 同じ手順を繰り返し、
もう一つの使いたい部分(例:馬の絵)も切り出して配置します - 切り出した複数の画像は、それぞれ個別にドラッグして位置を動かしたり、
枠の四隅をドラッグして大きさを自由に変えたりすることができます
ワンポイントアドバイス:
このトリミング機能は、年賀状じまい以外でも大活躍するテクニックです!
写真の一部だけを使ってコラージュを作ったり、オリジナルのメッセージカードを作ったりと、様々な場面で活用できます
- 「文字」ボタンから「縦書き追加」を選択し、用意しておいた50代以上向けの少し長めの文章を貼り付けます
- 文章が長くて1列では見栄えが悪い場合、2つのテキストボックスに分割すると
レイアウトが綺麗に整います。以下の手順で試してみます- 既存のテキストボックス内で、後半部分に分けたい文章を選択し、
切り取り(Ctrl+Xキー または 右クリック→切り取り)します - 残った前半部分の文章が綺麗に収まるように、
テキストボックスの大きさを調整します - 再度「文字」ボタンから「縦書き追加」を選び、
新しい空のテキストボックスを作成します - 新しいテキストボックスの中に、先ほど切り取った後半部分の文章を
貼り付け(Ctrl+Vキー または 右クリック→貼り付け)します - 2つのテキストボックスの位置やフォント、配置を調整して、
バランスの良いデザインに仕上げます
2つ目の文章の文頭を揃えるために、先頭で改行を入れると調整しやすいです
- 既存のテキストボックス内で、後半部分に分けたい文章を選択し、
- 全体のバランスを整えたら、デザインの完成です
画像を使えば、自由なレイアウトが楽しめます
最後に、使いたいデザインがPDFファイルだった場合の、
少し高度な方法をご紹介します
実践編③:無料のPDF素材を変換して作成する (70代以上向け)
この最後の方法は少し上級者向けですが、とても便利なテクニックです
これをマスターすれば、
ネットで見つけたほとんどのデザインが使えるようになります
なぜ変換が必要なの?
インターネットで配布されている年賀状デザインの中には、
PDF形式のファイルになっているものがあります
しかし、「筆ぐるめ」をはじめとする多くの年賀状ソフトは、
PDFファイルを直接読み込んで画像として使うことができません
実際にPDFファイルを筆ぐるめの画面にドラッグしてみても、枠だけが表示されるなど、正常に表示されないのです
この問題を解決するため、
PDFを画像形式(PNGなど)に変換する作業が必要になります
PDFを画像に変換する手順
ここでは、無料で使える高機能ソフト「Affinity Version 3」を使って、
PDFをPNG画像に変換する手順を解説します
補足情報: 「Affinity」シリーズは、以前はプロも使う有料ソフトでしたが、Version 3から完全無料で利用できるようになりました
AdobeのIllustratorやPhotoshopの代替と使用できるほどの製品です
PDFの変換以外にも様々な画像編集ができる便利なソフトです
- 「Affinity」を起動します。
- 変換したいPDFファイルを、Affinityの画面上にドラッグ&ドロップします
- 読み込み設定の画面が表示されたら、
DPIを「300」に設定して「OK」をクリックします
これは印刷した時にぼやけたり、ギザギザになったりするのを防ぎ、綺麗に仕上げるための重要な設定です - PDFが画面に正しく表示されたことを確認したら、
メニューの「ファイル」から「エクスポート」を選択します - エクスポート画面で、形式として「PNG」を選択します
保存場所を指定し、書き出しを実行すれば変換は完了です
変換した画像を筆ぐるめで使う
PNG画像に変換できれば、
あとは実践編②と同じ流れで筆ぐるめに取り込んでデザインを完成させます
- 変換して作成されたPNG画像を、実践編②と同様に筆ぐるめの画面にドラッグ&ドロップします
- この画像は、イラストだけでなく「謹賀新年」などの文字部分も含めて、
全体が一枚の画像になっています - 実践編②で学んだ「トリミング」機能を使って、不要な文字部分などを切り取り、使いたいイラスト部分だけを残します
- 画像のサイズと位置を調整します
一枚の大きなデザインと違い、トリミングで要素を独立させたことで、
イラスト部分だけを自由に拡大・縮小したり、位置をずらしたりできます
これなら文章を入れるスペースも簡単に確保できます - 「文字」ボタンから新しいテキストボックスを追加し、
用意しておいた70代以上向けの丁寧な文章を貼り付けます
読みやすいフォントを選び、配置を整えます - 必要であれば、
空いたスペースに賀詞(「迎春」など)の文字を追加して完成です
5. まとめ
この説明では、
「筆ぐるめ」を使って年賀状じまいを作成する3つの方法をご紹介しました
- 内蔵デザインを使う方法: 最も手軽でスピーディー
- 無料画像を編集する方法: オリジナリティを出しやすい
- PDFを変換する方法: 使いたい素材の幅が広がる応用テクニック
このように「筆ぐるめ」を使えば、パソコン初心者の方でも、
ご自身のスキルや目的に合わせて、
心のこもった年賀状じまいハガキを簡単に作成することができます
最後の年賀状だからこそ、丁寧に、
そして自分らしくぜひ自信を持って挑戦してみてください


