ノイズ除去 ノイズゲートを使用
PowerDirector 18でノイズ除去する方法です
PowerDirector18で音声編集する場合は、オーディオエディッタを使用しますが、
標準の音声編集機能には、「ノイズゲート」機能は無いので使用できません
そこで今回はその対処方法として、フリーソフトを使用する方法です
※補足
PowerDirectorのバージョンによる違い
※PowerDirector 16以前のバージョンでは、音声編集には「WaveEditor」を使用します
PowerDirector 17以降のバージョンでは、仕様変更されて、
【WaveEditor】が【オーディオエディッタ】に変更されてます
ですので、WaveEditorにも「ノイズゲート」機能はありません
実際のノイズ音声とノイズゲート効果は動画で確認できます
ノイズゲートとは
ここでは、初心者向けにノイズゲートを簡単に説明すると、
設定した数字-dbの音量に対して、音声信号を遮断か通過を決めています
例えば、スレショルド(しきい値)-33.0dbの場合
-33.0以下の音量に対しては、信号を遮断
-33.0以上の音量に対しては、信号を通過
なので遮断された音声信号は削除されるので、ノイズが除去(ノイズ削除)になります
ノイズゲートとノイズリダクションの違い
2つの違いにつていは、下記で解説してます
VEGAS Pro 17 ノイズゲートとノイズリダクション使い方【SpectraLayers 6使い方】
PowerDirector 18で音声編集ノイズゲート
まずは、素材を読み込んで、タイムラインに配置した状態です
この素材には、左端から右端まで、一本線のノイズが入っています
この状態で作業を進めていきます
PowerDirector 18で音声抽出
動画の解説で実際ののノイズ音声を聴くことできるので確認してください
今回は、フリーソフトのSoundEngineを使用するので、
まずは、この動画から、音声のみを抽出します(音声の保存)
上のメニューから「出力」をクリックします
音声出力設定
この出力画面では、音声ファイルのボタンをクリックします、赤丸
さらに、ファイル選択で、「wav」を選択します
出力名と保存先
次に、ファイルの保存場所を確認して、名前を付けます、緑矢印
そして、最後に「開始」をクリックします、赤矢印
※この例では、test100の名前を付けています
エクスプローラで保存先を開きます
すると、「test100.wav」のファイルが出力されているのが確認できます
この作業が終わったらPowerDirector 18を閉じても良いのですが、
またすぐに必要になるので、CPUとメモリの性能に余裕があれな、
PowerDirector 18を最小化して作業するのが効率が良いです
SoundEngine Freeを使用する
今回は、フリーソフトでありながら、標準標準でノイズゲート機能を搭載しているSoundEngine Freeを使用します
下記、窓の杜からSoundEngine Freeをダウンロードしていきます
SoundEngine Free
インストール
ダウンロードしたら、ファイルをダブルクリックして、インストールします
セットアップ画面が表示されたら、「次へ」をクリックして、進めていきます
詳しい解説は動画を確認してください
不要ソフトは注意
進めていくと最後に、下図画面では注意が必要です
不要ソフトのインストール画面が表示されるので、ここはチェックを外します
そして、「いいえ」をクリックです
さらに、次の画面も、チェックを外して、「閉じる」をクリックです
これで、インストールは完了です
SoundEngine Freeの起動
デスクトップ画面に、SoundEngine Freeのアイコンがあるので、起動します
起動したら、エクスプローラで、先ほどの「test100.wav」をドラッグします
再生してノイズを確認
読み込むことができたら、一度再生してみます
この時に、右側にある、レベルメーターを確認します
まだ、何も設定してないので、再生するとノイズがあるので、メーターが振れます
ノイズゲートの設定
上のメニューから「音量>ノイズゲート」をクリックします
すると、ノイズゲート画面が表示されます
スレショルド(threshold)
この画面では、一番左のボタンだけを設定していきます
スレショルドのボタンをマウスの左クリックして上下に動かすと数字が変化します
今回の素材では、-33.0dbにしています、この値は素材によっては変わってきます
設定できたら、右下の「OK」をクリックします
※スレショルドをしきい値とも呼びます
ノイズ除去を確認
設定した値でノイズ除去(ノイズ削除)できているか確認します
再生するときに、右側のレベルメーターを確認します
下図では、再生すると、まったくメーターが振れてないません
スレショルドで設定した値以下の信号は遮断されているので、ノイズが削除されてます
保存
完成した音声は保存していきます
ここでは、名前を付けて保存で、元素材とは別に保存しておきます
この例では、「test300」として名前で保存してます
エクスプローラで保存先を開いて確認します
下図にて、「test300.wav」でファイル名が保存されています
PowerDirector 18で読み込み
次に、PowerDirector 18を起動して、先ほどの動画ファイルを表示して、
元動画の、音声ファイルを削除してから、先ほど作成した「test300.wav」を、
タイムラインに配置すれば完了です
あとは、このまま普通に動画編集作業を続ければ、OKです
ここまで、できた時点で、新にプロジェクト保存して置くのが安心です